(有)大洋レコードのコラム

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kaguramura vol.48 issue

7つ折りの中に満載された街の情報に読み応えのある記事、友禅の柄をあしらった表紙。お馴染みのフリーペーパー「かぐらむら」48号(平成22年2・3月号)に、大洋レコードでコラム記事を寄せています。 題して”ブラジル・ニッポン・タイコ”。

神楽坂の坂下から坂上まで、本屋さんからカフェまで、あちこちのお店さんに設置されていますので、飯田橋 - 神楽坂界隈へ散策の際はぜひお手に取ってみて下さい。

先日、商店街振興組合の新年会にお誘い頂きまして、移転して加盟させていただいたご挨拶を兼ねて出席して参りました。と、そこでサプライズ・ゲスト。

私が敬愛する神楽坂はん子さんの妹分にあたり、紅白出演を2度も果たした芸者シンガー - 神楽坂浮子さん。「こんな別嬪みたことない」のリメイク・ヴァージョン、「ゲイシャ・ワルツ」「十九の春」などの唄を聴かせていただきました。私、はん子さんの「こんなわたしじゃなかったに」をカヴァーしてるんですよ、とお話しましたら、”あんた、青空市で歌ってたでしょ。見たわよー。”とのお言葉。いやいや、照れます。

私は昨年10月の青空市でストリート演奏を敢行したのですが、スペイン・バルセロナではバーや通りでの演奏に規制が掛かるようになってしまったそうです。広場には監視カメラまで。この「公徳法」に音源で声明をあげたのがRadiochango. jp から入荷中、topページにて宣伝している盤、


「Barcelona Postiza」(スペイン輸入盤 2,000円税込)

ルンバ・カタラーナ勢から時にディスコ・パンクな音までバルセロナのストリート・ミュージックの魅力がたっぷり詰まったコンピレーションです。チェ・スダカやラ・ペガティナ、ブラジルから移り住んだヴァギネル・パのバンドも。

東京都も迷惑防止条例の施行と併せ、ライセンス制の導入に踏み切っていますね。しかし、興味深い音楽たちがもっと皆様の身近になるよう、いろいろと考えを巡らせるのも我々のような音楽ソフトで生計を立てている者の務めかとも思います。というわけで、久々に主催イベント!

3月28日 (日)

MUNDO POPULAR 10

東京日仏学院ラ・ブラスリー


開催が決定いたしました。詳細は後日発表いたします。よろしくお願いします。
| 13:15 | comments(0) | - |
21世紀タンゴのかたち



本場アルゼンチンから登場、フレッシュな感性を持った女性タンゴ・シンガーとして一大センセーション("サライ" '08/9/4 号に掲載 文・黒田恭一氏)を巻き起こしたフリエタ・ヒバウドの新作は同郷コルドバ出身、前作にて共同プロデューサーのマエストロ - ヘルマン・ナーゲル(ナーヘル)とのピアノ・デュオ作品。現在28歳の瑞々しさと円熟してゆく女性の魅力が共存するホットな時期、その唄声の佇まいは深みと円やかさ、今にも飛び出して来そうな溌剌さとを併せ持っています。ともすれば重くなってしまいがちな従来のタンゴ・シンガーのイメージを刷新させた、弾むようなヴォーカリゼーションが、ジャズ・ロックからラテン・ジャズまで縦横無尽にキャリアを築いて来た41歳のマエストロ・ナーゲルのスケール狭しとドラマティックに行き交うピアノ・プレイとの相乗効果で頼もしく楽曲を牽引してゆきます。まるでジャズ・ヴォーカルの傑作のように、感情を揺さぶる音楽のみが持つ”エネルギー”を感じさせます。収録したレパートリーは'40年代にその豊かな感受性でフィーバーを起こしたオメロ・エスポシトの作品や、レギサモン、コビアンの作品などヴォーカルとピアノ、1対1の親密なものに混じり、ピアノ・パーカッションやメロディカを多重録音して疑似バンド編成としたE.ブラスケスのカンドンベ曲、ローズ・ピアノと歌でフィト・パエスの曲をやったり、最終曲"Chau no va mas では澄んだハーモニーと街ガヤをオーバー・ダブ、まるで異国の雑踏に足を踏み入れたのかと錯覚してしまいそうになります。イタリア、オーストリア、スイスと欧州ツアーも度々敢行、世界視野で評価の機運が高まっています。

Julieta Ghibaudo & German Nager / Lufania Tango (アルゼンチン直輸入盤 2,300円税込)

CDの装丁が凝っていて、三つ折りペーパースリーブを開けば、飛び出すピアノ鍵盤に妖精のフリエタ。フェルトを敷いたトレイにダミーの玉石と豪華。CD盤にはPCで見られる歌詞・コンセプチュアルな画像・映像がエンハンストで収録されています。



Coctel de Femme というイベントに参加した際の映像。


明日の水曜日はお休みです。音楽のものではないエキシビジョンに出かけてくる予定です。ご報告は後ほど....
| 19:10 | comments(0) | - |
入荷とお詫び

アルゼンチンの入荷が遅延してしまい、その間に下記タイトルにつきましてたくさんのご予約・ご注文をいただきました為に、下記3タイトルにつきましては売り切れとなってしまいました。今回の入荷でお求めになれないお客様がでてきてしまい、大変ご迷惑をお掛けしております。すみません。

Carlos Aguirre / Caminos
Carlos Aguirre Grupo / Rojo
Luz de Agua - Poemas de Juan L. Ortiz Canciones

次回は2月下旬 - 3月上旬に入荷するよう手配をいたしたく思いますので、お求めのお客様は大洋レコードの通販で「カートに入れる」以降のお手続きをしていただければ、到着次第にご連絡、発送をさせていただきます。

尚、カルロス・アギーレ・グルーポの最新作であります下記のアルバムは在庫しており、現在お求めになれますので、どうぞよろしくお願いします。


Carlos Aguirre Grupo / Violeta (アルゼンチン直輸入盤 2,500円税込)

コンテンポラリーなフォルクローレでは共演デュオ作を発表しているホルヘ・ファンデルモーレと並び、アカセカ・トリオのフアン・キンテーロら若手ミュージシャンからの尊敬を最も集めているカルロス・アギーレ。透明感がありつつもパンパの大草原を思わせるスケール感を描ききるギタリスト/ピアニスト。インストゥルメンタルで詩的風景を見せることのできる数少ないアーチストのひとりです。静けさの中に沸く泉のごとき名アルバムの誕生。ウッドベースやパーカッションとのセッションの中、自然に発せられたかのようなスキャットがまた胸を打ちます。紫をテーマに眼と宇宙を細工したハンドメイド調ブックレットも手が込んでます。

http://www.myspace.com/aguirrecarlos




| 14:10 | comments(0) | - |
下町お取り寄せ朗らかサンバと変態系

以前にご取材いただき、講談社さまから発売となりましたムック本、
「下町お取り寄せグルメ / "1週間"編集部編」


に大洋レコードが紹介されています。"Maki-Takai No Jetlag"も一緒に。
「輸入&サブカル系ミュージックならココ」
大きな地図で見る

さて昨日にブラジルから入荷がございましたが、不況なんて吹っ飛ばせと、やはり”朗らかな”サンバが心地よく響きます。サンバでもここに紹介する陽光を浴びたかのように”朗らかな”メロディが詰まっていて、木管楽器が入った柔らかいタッチのものが、たとえ沈んだ気持ちでも底から押し上げてくれるようで嬉しくなってしまいます。


pedro miranda / PIMENTEIRA (ブラジル直輸入盤CD 2,100円税込)

テレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチの一員として、またサンバ通の間で大きな話題となったマウロ・ドゥアルチ・トリビュート盤のサンバ・ヂ・ファトの一員として、また柔らかくしなやかなサンバを聴かせてくれた1stソロ作でも、パンデイロをはじめとする打楽器を担当、同時にその素晴らしい唄声をも披露しラパの若手サンビスタ指折りの存在として大きく飛躍を続けてきたペドロ・ミランダ。2ndとなる本作ではネルソン・カヴァキーニョ、エルトン・メデイロス、ネイ・ロペス、パウロ・セーザル・ピニェイロといったポルテーラの流れを汲むサンビスタたちの逸曲に、バイアーノ詩人ホキ・フェヘイラのレパートリーに加え、エドゥ・クリエジェル、モイゼス・マルケス、フビーニョ・ジャコビーナという新世代の作品も採り上げています。ギターを持った探検者 - ルイス・フェリーピ・ヂ・リオマの野心に満ちたプロデュース。

http://www.myspace.com/pedrinhomiranda

- エルトン・メデイロスは書きます「Pimentitila ("山椒小粒でピリリと辛い" 的ブラジルのことば) は我々のサンバに対する正式なやりかたで喜ばしてくれるだけでなく、我々の誇るとても愛されるブラジルの文化をも救います。」ベテランはこうも推します「このディスクには成功が詰まってます」[現地レーベル資料より]


そして、そして、アヴァン・ポップ且つ現代音楽的エクスペリメントな響きさえ持ったブラジル音楽、この盤でエキセントリックに聞き惚れて!


Julio Dain / Apenas Humano (ブラジル直輸入盤CD 2,200円税込)

先鋭的な感触のリズムと、特徴的な音色の出し引き。つやのあるクルーナー・ヴォイス。ピアノからローズまでを操るコンポーザーでシンガーのジュリオ・ダインがアクアレイア・カリオカの人脈と作り上げたアルバムがすごい。マルコス・スザーノにルイ・コインブラ、マリオ・セーヴィ、そしてオルケスタ・インペリアル界隈からペドロ・サー(g)、マルセロ・コスタ(drs, カエターノにカルカニョットのバンド)、ブルーノ・ミギリアーリ(b, アナ・カロリーナ)、セルジオ・ヘージ(drs, イヴァン・リンス、アンドレ・メーマリ)、そしてコーラスに女性3声ボサ・ソフトロック・グループのフォリア・ヂ・トレスが参加。エレクトロニクスにスネアのゴーストノート、コントラバスにチェロ、ジャジーなピアノに女性コーラスにボサ・ノヴァ、と高度なスキルに加え最前線のモダナイズが施された傑作。

http://www.myspace.com/jdain



フランスでショート・フィルムにスペクタクルな音楽を付けたりという活動もしていました。



では良い週末を!
| 20:21 | comments(0) | - |
これぞ 王道 Samba SOUL !

1st 、2nd アルバムから熱烈にプッシュ中。ジョルジ・ベンからの系譜、'70s サンバ・ホッキ/サンバ・ソウルを脈々と受け継ぎ、世界的知名度を誇るサンパウロのバンド、クルビ・ド・バランソの3rd アルバムが上陸!



Clube do Balanco / Pela Contramao ( 直輸入盤 CD 2,400円税込)

そして若干数の限定ですが、アナログ盤も入荷しました!こちらはお早めに。
Clube do Balanco / Pela Contramao ( 直輸入盤 LP 3,000円税込)

バランソとは「横揺れ」ないしは「横揺れを起こさせる音楽」のこと。サンバ・ソウルとカテゴライズされた音楽で良く聴かれる「バランソ!スインギ!」という言葉は腰を揺り動かして踊ろうというメッセージ。この横揺れ倶楽部の主導者、マルコ・マットーリは父親がサンパウロでマニア向けのレコード店を催していることもあり、生粋のヴィニール中毒としても知られ、ジョルジ・ベンやチン・マイア辺りのサンバとブラック・ミュージックが融合した'70s 音楽探求者の筆頭でもあります。さて欧州でも評判となった前2作に続く3枚目では、分厚いブラスに導かれマットーリの扇情的な太い声が登場、”クルビ・ド・バランソ節”が遺憾なく発揮され、期待を裏切りません。そして晴れやかなファンファーレとファルセットを駆使したメロディが新境地に達したことを知らしめてくれる"E Como O Vento Foi Embora"(そして風が残したもの)m-3の名曲ぶりといったら!ファンク・ジャズにハープ・アルバートに捧げたというインストのブギ・ウギ、エレピが活きたジャズ・ボサと多様性でも楽しませてくれます。トリオ・モコトーのネレウがパンデイロで参加した"Fazendo Nada" で清々しいサンバ歌唱を聴かせる女性メンバーら不屈のパーティーと共作したトラック群が否応無しに盛り上げてくれます。サンパウロでアフロ・ブラジル音楽の足跡を探求しデュオ名義で、シーニョ・プレート・ヴェーリョとしても、素晴らしいアルバムを残す若手の寵児 - T. カスラ&ヘナート・ヂアスとマットーリのコラボレーションも。

クルビ・ド・バランソ公式ページ→

余談のエピソード : 自他ともに認めるアナログ・レコード愛好者のマットーリさん、どうしても本作のアナログ盤を作りたい、と熱意を燃やしましたが現在レコードを制作するのにCDに比べてお金が掛かるのはどこの地域でも一緒。その製造代をカバーしたい、とのことでアナログ盤は仕入れ値が、かなりの高値となってしまいました。ですのでレコードの方は、若干数”限定”です。
| 16:56 | comments(0) | - |

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